2026.01.27
古い家が建っている土地の注意点

土地には、大きく分けて
不動産会社が造成して売り出す「分譲地」と、
個人所有の土地がそのまま売られるパターンがあります。
前者は、道路・境界・上下水道などがきちんと整備されていますが、
後者はその辺りが整えられていないケースも多く、
中には古い家が建ったままの状態で売られていることも珍しくありません。
特に土地が少ない地域では、
こういった土地も候補に入れざるを得ないことがあるので、
買う前に知っておくと得するポイントがいくつかあります。
✳なぜ古い家が残ったまま売られるの?
理由はシンプルに2つあります。
① 解体費用を先に払いたくないから
更地にするには解体費が必要なので、売り手としては出費になります。
② 家が建っている状態の方が固定資産税が安いから
200㎡までなら更地の6分の1で済むため、
売れるまで時間がかかる可能性を考えれば、家を残した方が得というわけです。
本当は解体して売った方が見た目もよく売れやすいのですが、
売り手側の事情から残してあるケースはよくあります。
✳購入時にチェックしたいポイント
古い家付きの土地は、“雰囲気” だけで判断せず、
次の部分をしっかり見ておくと失敗を防げます。
① 境界ブロックや基礎の状態
基礎ごと傾いたり倒れかけていると、
撤去+新設が必要になり、外構費用が跳ね上がります。
ブロックだけの交換とは全然違うレベルの金額になるので要確認です。
② 水道の引き込み状況
古い家だと
・地下水を使っている
・水道が細い
・市の規定に合わない
などで、引き直しが必要になることがあります。
これは数十万規模の追加費用になる可能性があるので、
境界とセットでチェックしておくと安心です。
③ 地盤は“強い”と決めつけない
よく「家が建ってた=地盤は大丈夫」と考えられますが、
実は地盤調査が義務化されたのはここ15年ほど。
昔は調べずに建てていたことも普通です。
確かに田畑を造成した土地より締まっているケースは多いですが、
必ずしも改良不要とは限らないので、期待しすぎは禁物です。
④ シロアリリスク
古い家がある=周辺も古い家が多い可能性が高く、
その分シロアリが潜んでいる確率もUPします。
今はほとんどの住宅会社が標準で防蟻処理していますが、
土地情報として頭に入れておくと安心です。
✳まとめ
古い家が建ったままの土地は、
見た目だけでは分からない “追加コスト” が潜んでいます。
だからこそ
✔境界
✔水道
✔地盤
✔シロアリ
あたりは事前にしっかり確認しておくことが大切。
選択肢が少ない地域では有力な候補になり得るので、
「古い家=避ける」ではなく、
ポイントさえ押さえれば検討する価値は十分あります。