2026.03.20
土地を取り巻く環境と、これからの土地選び

建築費の高騰が続く中、
最近は土地探しをされる方自体が減ってきている、
そんな声を不動産屋さんから聞くことが増えてきました。
特に、需要の高いエリア以外では
「なかなか土地が売れない」という状況が続いているようです。
それに加えて、ここ最近はコンクリート価格の値上がりも重なり、
新たに分譲地を造成すること自体がかなりリスクの高い判断になっています。
分譲地をつくるには、道路や側溝、境界の基礎など、
どうしてもコンクリートを大量に使う必要があります。
その結果、土地の販売価格が当初の想定より高くなってしまい、
「売れる見込みが低い土地に、さらにお金をかける」
という状況に不動産屋さんが踏み切れない、そんな現実があるわけです。
ただ、見方を変えると、これはこれから土地を探す方にとって
チャンスとも言える状況かもしれません。
売れないまま価格にこだわるより、少し値段を下げてでも早く売りたい。
そんな土地が、これから増えていく可能性があるからです。
土地探しの前に、まず予算を決める
とはいえ、
やみくもに土地探しを始めるのはおすすめできません。
建築費は、数年前と比べて約30%ほど上がっており、
建物と外構を合わせると以前より600〜900万円ほど
家づくり全体の予算が上がっているケースも珍しくありません。
その結果、以前なら3000万円台で収まっていた家づくりが、
今では4000万円を超えるのが当たり前になってきています。
金利が低い変動金利を選び、返済期間を40年にすることで
月々の負担を抑える方法もありますが、将来の金利上昇や、
長く働き続ける前提を考えると、
できれば根本的に予算を抑えたいところですよね。
だからこそ、まずは資金計画をしっかり行い、
少し厳しいくらいの予算で「土地・建物・外構」の配分を決めること。
その枠を超えない前提で土地探しを進めることがとても大切です。
値段交渉しやすい土地の考え方
予算を抑えて土地を探すなら、
いわゆる「いい土地」から外して考えてみるのも一つの方法です。
ここで言う「いい土地」とは、多くの場合「日当たりのいい土地」。
こうした土地は需要が高く、価格も高めに設定されやすいうえ、
値引き交渉にも応じてもらいにくいのが現実です。
ただ、家の明るさは土地の日当たりだけで決まるものではありません。
光をどう取り込むかは、実は「設計次第」で大きく変えられます。
日当たりが抜群とは言えない土地でも、設計の工夫によって
十分に明るく、快適な家をつくることは可能です。
こうした土地は、そもそもの価格が抑えめなことが多く、
さらに値段交渉もしやすい傾向があります。
結果として、予算オーバーしそうなエリアでも
現実的な価格で土地を購入できる可能性が出てくるのです。
建築費が上がっている今だからこそ、土地選びの考え方を少し変えることが、
家づくり全体の負担を軽くする近道になります。
これから土地探しを始める方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。