2026.09.10
予算計画で忘れがちな費用とは?

家づくりでは、住宅ローンの諸費用や火災保険、登記費用などが必要になることは、多くの方がご存じだと思います。
しかし実際には、それ以外にも見落としやすい費用がいくつもあります。
これらを予算に入れ忘れてしまうと、建物や土地にお金をかけ過ぎてしまい、後から資金計画を見直すことになるケースも少なくありません。
今回は、家づくりで忘れがちな費用についてご紹介します。
地盤改良工事費
まず考えておきたいのが、地盤改良工事の費用です。
地盤改良が必要かどうかは、地盤調査を行って初めて分かります。
さらに、地盤の状態だけでなく、建物の大きさや形、配置計画によっても必要な工法や費用は変わります。
そのため、間取りが決まり、配置計画が確定するまでは正確な金額が分からないことも珍しくありません。もちろん、改良工事が不要なケースもあります。
しかし、必要と判断された場合には、50万~60万程度費用がかかってきます。
そのため、あらかじめ余裕を持って予算に組み込んでおくと安心です。もし改良工事が不要だった場合は、その分を外構工事や家具・家電の購入費に充てることもできます。
家具・家電の購入費
新居への引っ越しに合わせて、家具や家電を新しく購入する方も多くいらっしゃいます。
特にエアコンは、リビングだけでなく寝室や子ども部屋にも設置するケースが多く、設置台数によって費用は大きく変わります。
近年はエアコンの価格も上昇傾向にあり、高性能なモデルでは1台20万円前後になることもあります。
複数台購入する場合は、想像以上の出費になることもあるため注意が必要です。
また、テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの大型家電を買い替えるご家庭も少なくありません。
特に冷蔵庫やエアコンは省エネ性能が大きく向上しているため、初期費用はかかりますが、長い目で見ると電気代を抑えられる可能性があります。
さらに、ダイニングテーブルやソファ、テレビボードなどの家具も、新居に合わせて新調したくなるものです。
こだわればこだわるほど費用は膨らみやすいため、「家具・家電に使える予算」をあらかじめ決めておくことをおすすめします。
引っ越し費用
意外と忘れがちなのが、引っ越し費用です。
荷物をすべて自分たちで運ぶのか、一部だけ業者へ依頼するのか、それともすべて任せるのかによって金額は大きく変わります。
また、3〜4月などの繁忙期は通常より費用が高くなる傾向があります。
引っ越しの時期や曜日によっても料金は変わるため、ある程度余裕を持って予算を考えておきましょう。
その他にも必要な費用
そのほかにも、家づくりでは次のような費用が発生します。
- テレビアンテナやインターネット回線の工事費
- カーテンの購入費
- 外構工事の追加費用
- 地鎮祭や上棟時にかかる費用 など
一つひとつはそれほど高額ではなくても、合計すると数十万円になるケースもあります。
家づくりは「建物以外の費用」も考えることが大切
これらの費用を考えずに家づくりを進めてしまうと、土地や建物に予算を使い過ぎてしまい、住宅ローンの借入額が増えたり、手元に残しておきたい貯蓄を取り崩したりすることにもつながります。
だからこそ、「建物にいくらかけるか」を考える前に、「建物以外にどれくらい必要なのか」を把握することが大切です。
ご家族によって必要なものは異なります。
まずは家づくり全体にかかる費用を整理し、そのうえで土地探しや間取りづくりを進めていきましょう。
予算計画の順番を間違えなければ、後から慌てることなく、安心して家づくりを進めることができます。
家づくりを成功させる第一歩は、「全体の予算を把握すること」。
ぜひ、建物以外に必要な費用まで含めた資金計画を立ててみてください。